株主の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜りまして厚く御礼申しあげます。
昨今、新型コロナウイルス感染症による行動制限の緩和など社会経済活動の正常化に向けた動きが進んだ一方で、世界情勢等を背景とした物価上昇や、記録的な円安等の影響もあり、景気の先行きは非常に不透明な状況が続いております。
かかる状況下、当社の業績につきましては、「玄品」ブランドの再構築の一環として、数年前より取り組んでおりました、玄品 神楽坂をモデル店舗とした「鰻×とらふぐ」メニュー販売を「玄品」各店にて開始し、年間を通じて顧客のニーズに対応できる「高い商品力」で認知いただける店舗運営を目指す上で、確かな手応えを感じる事ができ、今後も当社の閑散期にあたる夏場の売上増加につながる施策となりました。
また、インバウンド制限緩和の動きが見られるようになり、飲食業界を取り巻く環境にも、徐々に回復の兆しがみえてきております。
そのような状況の中、当社グループといたしましては、コロナ禍で変化した顧客ニーズに対応するサービスと、良い商品の提供に注力し、安心してお食事いただける居心地の良い店舗空間を磨き上げて参りますと共に、外販・通販も引き続き強化し、さらなる企業価値・ブランド力の向上と持続的な成長に努めてまいります。
今後も国内外とも厳しい経営環境が予想されますが、株主の皆様のご期待に添えるよう精進して参りますので、引き続き暖かいご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
株式会社 関門海
代表取締役社長 山口 久美子