日本におけるふぐの歴史は古く、縄文時代(約1万年前)のふぐの骨が出土されており、この頃から食されていたと考えられています。安土桃山時代(1573年~1603年) には、ふぐを食して命を落とす武士も多く、ふぐ毒によって死亡するのを防ぐために武将の豊臣秀吉が「河豚食用禁止令」を発布しました。その後、江戸時代(1603年~1868年)の味噌や醤油の発明と、食文化の発展を背景に格段に普及し、明治時代(1868年~1912年)には、伊藤博文総理大臣がふぐの美味しさに感嘆し、働きかけたことによりふぐ食が解禁となりました。 1940年代から、山口県や大阪府を中心に高級ふぐ料理が定着し、フルコースが全国的に普及し定着しました。
コラーゲンやタウリンに富み、他の魚に比べてカロリーや脂質が少なく、タンパク質豊富な、美容と健康には最適な魚です。玄品ふぐでは、夏にふぐを食して暑気払いすることを「土用ふぐ」と称して、毎年6月1日~ 8月31日の間、土用ふぐのイベントを実施しています。
とらふぐの魅力は、美味しさはもちろん、半透明の美しい身の色、シコシコした歯ごたえ、淡白でしかも旨味の詰まった味わいです。ふぐは「福」を呼ぶ縁起物として、接待やお祝い、宴会、お正月にも食され、日本酒にもよく合います。
その昔はふぐ中毒で死亡する人もいました。しかし日本のふぐ毒研究の成果から安全が確保され、国の衛生確保の基準設置により販売可能なフグとその部位が示され、1949年にふぐ調理師試験が制定化されました。当店ではその知識と技術をもつ料理人が、安全に調理し販売しています。安心して美味しさを楽しんでいただけます。
日本で食用と認められている22種類のふぐのうち、最も高級品とされている"とらふぐ" を、より美味しい状態で提供するために、「玄品ふぐ」独自の技術は、国際特許を得ています。"玄品とらふぐ" として、年中通して美味しく、安定した価格でご提供しています。楽しく幸せな一時をお過ごしいただけると幸いです。